Q1. 内科診療所の経営戦略について教えて下さい。
- 高血圧や肥満、糖尿病などの慢性疾患は、食習慣や運動のなどの日常生活における療養が大切ですので、患者に対しても「どのような食事を取っているか確認し、どのような食生活を心掛ける必要があるのか」など具体的な指導が必要です。
場合によっては治療内容等のパンフを作成するなど、より丁寧でわかり易い説明を心掛けましょう。
生活習慣病などで、病状にあまり変化がないような場合でも十分に話を聞くことで、簡単に診察を済まされているという印象を患者に与えないように注意しなければなりません。 - 地域住民の高齢化とともに、往診を希望される患者は増加傾向にあります。
往診日を設けるなど積極的に取り組み、地域の在宅療養患者の囲い込みをはかりましょう。
「在宅療養支援診療所」となれば保険点数も大幅にアップします。 - 診療時間外の受入体制を整備しましょう。
診療時間外に電話があったとき的確な指示が出せるようなシステムを構築します。必要があれば来院してもらったり、往診するなどして患者の側にたった対応を心掛けましょう。
(医師の不在時の連絡体制考える) - 自院で対応できない患者が来院された場合、速やかに専門病院等へ紹介する必要があります。
その為、常日頃より専門病院や地域の後方病院との連携を密接に取っておかなければなりません。 - 院長の専門医としての資格や略歴、他の医療機関との連携状況、行っている検査・在宅医療の実施状況などをインターネットを通じて公表するなど患者への積極的な情報提供に努めましょう。